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洗剤・石けんのまめ知識

洗剤とは?
洗剤の主成分は界面活性剤でできており、使われる界面活性剤の種類によって「石けん」「合成洗剤」に大別されます。「石けん」の界面活性剤は、動物性や植物性の油脂をアルカリで煮たものをいいます。「合成洗剤」の界面活性剤は、石油の他、動物性、植物性の油脂から化学的に合成したものでできています。

界面活性剤とは?
界面活性剤とは合成洗剤の主成分であり、汚れを落とす主役=化学物質です。合成洗剤の界面活性剤の含有量は20〜70%あります。
界面活性剤は、水と空気の境目や、水と固体の境目、水と油の境目のような界面に吸着するという性質があります。 吸着の結果、界面の性質がいろいろに変化して、以下の3つのような効果が得られます。

1 洗濯物をぬれやすくします。
表面張力とは、簡単にいえば、水滴が丸まろうとする力、つまり、界面の面積をできるだけ小さくしようとする力のことです。 この表面張力が小さくなると、水滴があまり丸まらずに広がるので、ものが濡れやすくなり、 洗うためには都合のよい状態になるのです。 図:表面張力
1 洗濯物をぬれやすくします。
汚れの表面に吸着して、汚れと水との間の表面張力を小さくするので、汚れがものからはがれて水の中に浮き上がろうとします。この現象をローリングアップといいます。 洗濯物からよごれを引き離す
1 洗濯物をぬれやすくします。
汚れが水中に浮き上がると、乳化、分散、可溶化というはたらきによって水中に安定的に浮かび、汚れの表面と洗うものの表面はどちらも界面活性剤の分子に覆われるので、再付着しにくくなるのです。 洗濯物から汚れが浮き上がる

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人体への影響
界面活性剤は、その洗浄効果の高さから合成洗剤の主成分として長年用いられてきましたが、今日ではそのマイナス面(人体および環境に与えるマイナスの影響)が無視できないものになってきています。先ず、人体への影響については、界面活性剤の衣類への残留性という大きな問題があります。これはあまり知られていないことなのですが、洗剤で洗うと、その後どんなにすすぎ回数を増やしても、界面活性剤の一部は衣類繊維にピッタリと張り付いて取れません。だから、洗剤で洗った衣類を身につけたとき、この残留界面活性剤が私たちの汗や皮脂に溶け出して色々なワルサをするのです。

皮膚疾患と内臓障害
合成洗剤の特徴から、口から入るよりも皮膚から入る方が身体の中に長く残留すると考えられます。皮膚を通して入った場合、血管に入り、体内を循環します。しかも、異物、毒物を分解する肝臓でも分解できないため、長く循環し、一部は脂肪の多いところなどに滞留することになります。合成洗剤の毒性が皮膚疾患及び皮膚を通しての長期浸透による内蔵疾患の一因といわれています。皮膚の被害は目に見えますが、より恐ろしいのは内臓障害です。
皮膚疾患と内臓障害
合成洗剤は、その性質から胎盤を通過し、胎児や受精卵にも影響を与えるという研究もあります。また、精子の減少を引き起こす可能性も指摘されています。

環境への影響
合成洗剤の環境への影響はとりわけ水生生物や河川・海洋の生態系にとって深刻です。濃度が濃い場合、魚はエラに障害 を起こして死んでしまいます。また、微生物や魚類の卵などは深刻な被害を受け、河川・海洋の生態系を破壊する原因のひとつとなります。ちなみに、石けんの場合は、淡水中でも合成洗剤のような影響はなく、ミネラル分の多い海水中では影響はありません。

分解されず残った合成洗剤は、水道水として再び私たちの元にかえってきます。そして、私たちの身体に取り込まれていくのです。

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