お待たせした。
漸く『ナンナミスト』にとりかかる事ができる。
そう言いたくなるくらい、私はこの商品を気に入っているし、また、それだけの価値があるローションだと思っている。
開発コンセプトは『アトピー性皮膚炎への福音」とでも言おうか。
防カビ成分以外の防腐剤、香料、保湿成分などは、一切カット。
ナンチャッテではない無添加ローションと言えるだろう。
『ナンナミスト』を一言で言うなら、『有害成分0の殺菌・保湿ローション』という事になる。
バジャンと同様、謳っている商品内容は、公的機関(研究所)において、テスト済みである事は言うまでもない。
類似品を作ろうと思っても、先ず無理だ。念のため(笑)。
ちなみに、今も『バジャンモドキ』が売られているようだが、界面活性剤不使用と言いながら、こっそり界面活性剤を入れているなどと耳にすると、「そうだろうな。ある意味、良心的な行為と言えるのかな」などと思う。
詰まるところ、バジャン以外に、界面活性剤完全不使用でありながら高い洗浄力と、再汚染防止機能を備えた洗剤を作ろうとしても、不可能ということなのである。
さて、『ナンナミスト』に話を戻そう。
2004年~5年頃、強電解酸性水の殺菌力、消毒効果が証明されたことで、医療器具の洗浄用として、厚生労働省が認可したことをご記憶の方も居ると思う。
次いで、2006年~2014年にかけて、食品向けの殺菌包装用として電解酸性水の使用も認可された。
要するに、「強電解酸性水の殺菌力、消毒効果」が、法的に認められたという事なのだ。
それを期に、アトピー性皮膚炎の治療向けにと強電解酸性水と、強電解酸性水を作る家庭用電解器ブームが起こった事をご記憶だろうか。
しかし、強酸性水をたくさん肌に付ける事は、黄色ブドウ球菌を駆除する効果よりも、強酸性水が皮膚を刺激し、乾燥肌に傾けるという大きなマイナス面が大きい事と、強酸性のPh値を何時間も維持させることができない事などで、早晩の内に電解水ブームは終わってしまった。
つまり、強烈な痒みをもたらす黄色ブドウ球菌が繁殖するアトピー性皮膚炎にとって、『皮膚刺激がなく、有害成分ではない殺菌力と、保湿力の両方を持つローション』が最適と言える。
ただ、保湿力と言うと、多くは油性のクリームや、ジェルを連想すると思うが、それらは毛穴を塞ぐ作用があるため、繊細で、敏感な皮膚には向かない。
ここで頭に入れておいてほしい事は、ナンナミストは2.2~2.5という強酸性であり、そのPh値を3年以上保持する特性と、強酸性による皮膚刺激度をある方法で軟化しているという2つの特性を。
それがために、皮膚刺激を赤ん坊や、お年寄りも感じないで居られるという。
但し、病気ではないが、稀に酸性に弱い皮膚質の人が居り、この場合は、使用を控えられるようお勧めしておく。
上記以外にも、公的研究機関において、ナンナミストの殺菌力は独自に済ませている。
一方、専門医の多くはアトピー性皮膚炎の患者に対して「黄色ブドウ球菌を発生、増殖させないために、肌を清潔にしておきなさい」と言う。
しかし、清潔にするためにボディーシャンプーや、石鹸で洗うと、その界面活性剤成分で皮膚(角質)を傷める事になる、アトピーを酷くするという二律背反に陥る事になる。
また、殺菌力のある薬剤を塗布して殺菌しても、殺菌成分=有毒成分でもある訳だから、個人差はあっても、使い続ける事で皮膚を刺激し、悪化させるという、これまた二律背反性から逃れることはできない。
この相対的物質世界(世界の本質性を指す私の造語)では全ての物質、概念は善悪、長短、強弱、黒白、大小、明暗・・・という相対性(対極性)を本質としている。
相対性世界であるこの世界で、有害性成分0、低皮膚刺激性の殺菌力(成分)、また保湿力(成分)・・
つまり、対極性がない物質ゆえに何時でも、何処ででも、老若男女を問わず、誰もが使えて害にならない商品を創る困難さと、その意味、意義をご理解いただけるだろうか。
堀江琢磨